めちゃくちゃお得な「株主優待クロス取り」ですが、今回は「現渡し」についての説明です。
「現渡し」って一体なんぞや?って方に向けて書いてます。
さて、例えば3月の株主優待クロス取りですと、3月26日の9時から15時まで欲しい株主優待の株を保有すると良いのですが、そのために「信用売り」と「現物買い」を同時に入れます。相殺ですね。
これら2つを別々に見ていくことで理解できると思うので説明します。
まずは信用売り。
信用売りとは、SBI証券から株を「借りて売る」という事です。
(*信用売りにも「一般信用売り」と「制度信用売り」があるのですが、今回は省略します)
権利付き最終日を超えると株価は基本落ちますので、下がったところで買い戻すとその分が利益になります。
(借りて)1000円で売る→900円で買い戻す→100円の利益。
ANAですとこんな感じでガクンと下落してますね。
一方の現物買い。
こちらはそのまんまですね。
1000円で買う→900円に落ちる→100円の損失。
そして今回の「現渡し」ですが、「信用売り」と「現物買い」を同時に入れてるので、信用売り分を買い戻すのではなく、
同時に現物買いで保有してる株を信用売りした分に渡す(返す)=「現渡し」ということです。
信用売りで借りてる株を現物買いで買った株で返す=現渡し、という事ですね。
これでリスク0で相殺されます。
当然売り買いの手数料はかかるのですが、この現渡しには手数料がかかりません。
というわけで現渡しの説明でした。やはり株主優待クロス取りはお得ですね^ ^
