少し前の話になるのですが、仕事を辞めるにあたり色々とネットを漁っていた時にふと目に入った、
『退職コンサルタント』
退職をすることで、最大500万円近く貰えます!!
というフレーズ。
で、コレが気になり、善は急げの精神で実際に面談に行ってきました。
結論としては、コンサルは受けないことになったのですが、その内容は確かな(違法性のない)モノだったので、こちらでレポートしたいと思います。
今後、仕事を辞める予定がある方や、このカラクリが気になる方はぜひ最後までお読み下さい。
知らないと損する方もいると思います。
退職コンサルタントとは?
早速ですが、この退職コンサルタントの肝となる部分からお伝えします。
結論から言ってしまうと、退職すると失業保険を3ヶ月貰えるのですが、それを貰う前に傷病手当を(MAX)18ヶ月分貰いましょう、という事です。
例えば会社に勤めてる間にスノボとかで複雑骨折をし勤務が出来なくなった場合など、この傷病手当が適応されて、給料の65パーセントが貰えます。健康保険からですね。
私の友達もこの例で数ヶ月休みましたが、そのあいだしっかり保険から補填されてました。
これを、仕事を辞める前に申請し、健康保険から手当てを(MAX)貰い、それが切れた後に失業保険を貰おうというカラクリになります。
そして、この傷病手当を確実に受けれる様にフォローをしますよ、というのがこの「退職コンサルタント」という訳です。
冒頭に書きました500万円というのは、MAXで「傷病手当て」をもらいMAXで「失業保険」を貰った場合となりますので、あくまで最大で、ということです。
退職コンサルタントを受ける条件
さて、この退職コンサルタントを受けるには条件があります。
1. 社会保険に1年以上加入している
2. 退職日から起算して4日休める
3. 退職日から2ヶ月以内に就職しない人
4. 退職日から2週間前以上である
上の条件を満たすと受けることが可能です。普通の会社に勤めている方なら問題ないですよね。
もし近々退職予定があり当てはまる方がいらっしゃったら、これは朗報ですよね。
私も当てはまったので、事務所まで足を運んだということです。
退職コンサルタントを受けなかった理由
こんな良いお話ですが、私がこのコンサルタントを受けなかった理由についてです。
それは、この傷病手当を貰う条件に当てはまらなかったからです。コンサルタントを受ける条件には当てはまっていたのですか、手当てをもらう条件に当てはまらなかったと。
ではこの手当てをもらう条件が何かと言いますと、
・会社が嫌で嫌で辞めた場合
・月に1.2回程度病院に通える方
です。
もちろん先述の大怪我で仕事が出来ない、などの場合も当てはまるのですが、このご時世です。
上司からの嫌がらせや人間関係のストレスで仕事を辞める人の方が圧倒的に多いでしょう。
そこで、このコンサルタントがオススメしている症状が鬱や精神的苦痛による退職です。

確かに一定数この症状で仕事を辞める人がいるでしょう。
しかし!
私は特別仕事が嫌で辞めたわけでもなく、さらに言うと、今後海外留学に行く予定なのと海外で仕事を探しますので、(嘘でも)日本の医者に通うことが出来ないんです。
仕方なし...。
退職コンサルの料金に愕然とした件!!
さて、最後に肝心なこの「退職コンサルタント」の料金をお伝えしますと、
なんと!60万円くらいでした!笑
私は目ん玉飛び出ました!!笑
受け取り金の10%〜15%を想定しているとのことです...。
それと、当然ですが、その受け取り期間中は基本的に職に就けません。
(例外はありますが...)
つまり完全に精神的に職に就けなくなってしまった方向けという事ですね。こういう方には良いかもしれません。

しかし私はお金よりも時間を優先して動いておりますので、これは直ぐにお断りしました。
実際、前の職場を退職した後も失業手当てをもらいませんでしたし、せっかちな私には向かない手当ての様です。笑
退職コンサルタントのまとめ
最後に、このブログをお読み頂いた方で、もし少しでもこのスキームに興味があったり、その他の質問などがある方は、遠慮なく、どしどしご連絡下さい。
こちらには書けないちょっとした裏技もリアルに聞いてきたので、お伝えします。もちろん無料で。笑
驚くべきことに、この会社はいくつかの事業を展開している中で、この「退職コンサルタント」が事業の柱になっているそうです。
という事は、私が想像している以上に仕事で悩んでいる人が多いということでしょうね。

今の日本を象徴してますね。。
分かるような気もします。
それでは。
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